遠距離かどうかに関わらず、恋愛のトラブルで最も多いのが「束縛する・される」といったものではないでしょうか。
どの程度の束縛がトラブルになるかは、それぞれの考え方にもよるかもしれませんが、特に遠距離中となるとなかなか会えない分その頻度は多くなってしまいがち。
束縛が原因で喧嘩したり、別れてしまったり…といったこともあり得ます。
恋愛を長続きさせるためにも、束縛の対処法を知って上手に相手と付き合っていくことが大切です。
束縛はエゴである
なかなか会えないと、相手が今何をしているのかというのはとても気になりますよね。
少し連絡が返ってこないと「今何してるの?」「誰といるの?」と執拗にメールやLINEをしたり、毎日の電話を強要したり。
特に遠距離の場合、不安や寂しさからそういった行為が多くなりがちです。そして、その束縛の行為を束縛だと思っていない人が多いのです。
なぜなら、その多くの人が愛情表現と考えているから。
彼のことが好きだから、逐一連絡を取り合いたい。私のことが好きならそのぐらいできるはず。できないなら私のこと好きじゃないんだー。
この考えを相手が持っている場合も同じですね。あなたの行動を逐一知りたがったり、男友達とは遊ぶなとか、無茶な要求をすることも。
束縛をする方は、愛情からの行動だと思っているのですが、これは大きな間違いです。
束縛は愛情ではなくただのエゴ。自分の不安や寂しさを解消したいがために押し付ける、いわば相手を縛り付ける鎖のようなものです。
きちんと信頼関係を築いた恋愛なら、多少連絡がとれなくても大丈夫。不安で疑心暗鬼になることもありません。
相手の行動を縛っても、煩わしく思われて心が離れてしまう原因にもなります。
あなたが束縛をしてしまう、もしくは束縛されていて困っているというどちらの場合にも、きちんと対処法があるので恋愛を長続きさせたいなら覚えておくといいかもしれません。
束縛の対処法
束縛をしてしまう場合
遠距離で離れていると、不安や寂しさがあるのは当然のこと。それは否定することではありません。
でも、だからといって相手の行動を制限するのは、嫌われる原因にもなってしまいます。つい束縛してしまう…。そんなあなたには、ぜひ以下の3つの方法を試してみてほしいです。
相手に質問ばかりしない
「今日は何してたの?」「女の子もその場にいたの?」「明日はいつ連絡くれる?」など、質問ばかりしていると、相手は詮索されている気がしていい気はしません。問い詰められている気がして、あなたのことを重たく思ってしまいます。
その結果、本当のことを言うと怒られるんじゃないかと思われ、飲み会を仕事だったと嘘をついたりするようになることも。これでは余計に関係がこじれてしまいますよね。
心配な気持ちはとてもよく分かりますが、詮索は相手のことを信頼していない証拠。
「今日もお疲れ様」など、相手をねぎらう言葉やポジティブな会話を心掛けると、自然と相手も話がしやすくなって、遠距離でも信頼関係がしっかりと築けるようになります。
連絡する時間を決めておく
「週末は電話する」「寝る前にLINEする」など、ざっくりと連絡する時間を決めておくほうがいいと思います。男の人は、よっぽどマメでないとなかなか頻繁には連絡しないもの。
「私のことが好きならすぐ返信してよ!」なんて考えは理解されにくいです。
相手には相手の都合があるので、連絡がすぐこないからといって相手を責めてはいけません。ざっくりとでも連絡を取り合う時間を決めておくほうが安心できると思います。
彼以外にも没頭できることを見つける
毎日彼のことだけを考えて、今何してるのかな…浮気してないかな…と不安ばかり募らせていると、遠距離は長続きしません。
恋愛だけでなく、自分磨きや仕事など、彼以外のことにも目を向けてみるのもおすすめです。
彼のことばかり考えていると、恋愛にばかり気を取られてついつい束縛しがちになってしまいますが、自分をレベルアップさせると、視野が広くなって自分にも自信がつくので、遠距離の恋愛にも前向きになれます。
束縛をされている場合
相手から束縛されて困っている女性は意外と多いです。そんな彼と、うまく付きあっていきたいと思っているなら、以下のことを試してみて下さい。
束縛は、良い恋愛とは言えません。何をしても関係が変わらなければ、別れを考えるのも一つの方法であることを覚えておいてください。
事前報告をする
「今日は友達と飲みに行くけど、〇時には帰るからそのあと電話するね」など、予定がある場合は先に報告をしておくことがベスト。さらに、あなたのこともちゃんと考えているということを付け加えれば、相手も納得しやすくなります。
束縛する人は、相手の行動が分からないから詮索します。前もってきちんと報告しておけば相手も安心します。
遠距離で心配するがために束縛してくるという人なら、遠距離でも大丈夫だということをしっかり伝えてあげれば意外と納得してくれます。
でも、もともと束縛するタイプでプライドの高い彼なら、それでは納得しません。飲み会に行くこと自体を嫌がったり責めるようなら、別れも視野に入れて、冷静に彼という人間を見極めることが大切です。
愛情表現はしっかりする
ストレートな愛情表現は、相手を安心させます。遠距離の不安から束縛してくるなら、それを上回る安心感を与えてあげることが大切。安心感は自信に繋がります。
「好き」「あなたのことが一番大切」など、遠距離だからこそ、きちんと言葉にして相手に伝えてくださいね。
彼の言いなりにならないようにする
冒頭にも書きましたが、束縛は愛情ではありません。
彼が嫌だというから遊びに行かない、彼が決めたことだから毎日連絡する…など、彼のいうことばかり聞いていると、自分を見失ってしまいます。
嫌なことは嫌だとはっきり伝え、「思い通りにはならない」ということを相手に分かってもらうことが大事です。そのうえで、束縛すると自分から離れてしまうかもしれないという多少の危機感を持ってもらうことができれば、束縛が緩和される可能性があります。
まとめ
束縛をしてしまう場合
- 相手に質問ばかりしない
- 連絡する時間を決めておく
- 彼以外にも没頭できることを見つける
束縛されている場合
- 事前報告をする
- 愛情表現はしっかりする
- 彼の言いなりにならないようにする
束縛は、特に遠距離恋愛にはタブー。相手を信頼し、信頼されてこそ、遠距離はうまくいきます。
対処法を知り、素敵な恋愛ができるよう頑張ってくださいね。
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