大切な人を失ったとき、とても辛いですよね。
かけがえのない存在を失ったときの衝撃は計り知れませんが
それでもみんな、前に進んでいきます。
その辺りは特に女性は強いなと感じますが、
今年大切な人と別れを経験し、今はもっと素敵な人と出会って
幸せな毎日を送っている私の友人ハリ子がどんな風に過ごしたのか、聞いてみました!
自分の気持ちを整理する時間を作る
泣いて気持ちを吐き出す
仕事中にでもふと思い出して涙が出そうになってしまったりしたそうですが
外にいるときは極力平静を装って何事もなかったように過ごしていた彼女。
家に帰ってしまえば、とにかく涙を流して過ごしたようです。
それも、結構大泣き。
子供の頃みたいに泣いたって、あとで笑って教えてくれました。
自分自身の中にため込んだものを全て吐き出してしまって
気が済むまで泣いたら、外に出たくなったんですって。
自分の気持ちを偽らず、ため込まず、我慢もしないで
とにかくまずは吐き出すことが大事みたいですね。
海や山に行く
彼女が生まれ育ったのは海と山に囲まれた街だったので、
悩み事があったり落ち込んだりしたときは必ず海か山に出かけていたそうです。
山登りが趣味の彼女、山登りを始めるまでは海にいって砂浜に座って
波の音を聞きながら水平線を眺め、空を見上げて過ごしたそうです。
山登りを始めてからは、つらい時ほど山に行くようになったみたいですが、
山歩きしながら、自分の思っていることをいっぱいいっぱい考えるんですって。
海でも山でもどちらでも、これでもかっていうくらい考えて考えて過ごしていると
ふと、なんかどうでもよくなる瞬間が訪れるそうです。
これが、屋内にいると気持ちが内向きに入っちゃうから向いてないみたいで
お日様の下ですることに意味があるんですって。
太陽の下でいろいろ考えていると自分の悩みの小ささを感じて、
なるようになるかという気分になれるそうです。
きっと、自然に触れているということも大切なんでしょうね。
神社に感謝を伝えに行く
よく困ったときの神頼みといいますが、彼女の場合はどうも違ったようでした。
神様に、お礼を言いに行くんだと言っていました。
まずは、大切な人と出会わせてくれたことに感謝して、
一緒に過ごすことが出来た幸運に感謝して、
これからの人生の幸せに感謝するそうです。
神様に感謝をたくさん伝えて、そのあとは神社の中を散策するんですって。
神社で長い時間を過ごすことって結構意味があるみたいです。
特に彼女の場合、ショックなことがあったときや大きな決断をしたいときは
車で何時間もかけて出雲大社に行っていたので、たまにしかいけないところだから
余計にゆっくり過ごしていたのかもしれないですね。
感情を外に出して開放する
思いっきり泣く
大人になれば、思いっきり泣くことなんてなくなっちゃいますよね。
でも泣くことって、メリットがいっぱいあるみたいです。
では、ひとつずつ解説しますね!
デトックス効果
コルチゾールというストレスホルモンがあるんですが、
涙を流すことでコルチゾールを外へ排出することが出来るんですって。
まさに、心のデトックスですね。
リラックス効果
泣くことで副交感神経が働いて、気持ちが落ち着くんですって。
涙を流すことには、眠ることと同じくらいのリラックス作用があるそうですよ。
マンガンの低減
体にため込みすぎるとうつになる原因になると言われているマンガンが、涙を流すと一緒に体の外に排出されるそうです。
まさに、泣くだけでストレス発散になるということですね。
安眠効果
たくさん泣くと不思議とよく眠れます。
泣くことによって増えるセロトニンというしあわせホルモンが、安眠を提供してくれるからだそうです。
今あげたこと以外にも、痛みを緩和する作用があったり、
自分を解放させることが出来るといった、たくさんのメリットがあります。
普段大泣きすることなんてあまりないと思います。
辛い時ほど、大きな声を出して思いっきり泣いてみると良いのかもしれないですね。
思っていたことを口に出す
泣きながら、お別れした彼にぶつけられなかった言葉、
今思っていることを、口に出しちゃうそうです。
完全に独り言で怪しいよねって彼女は笑っていましたが、
言葉にして口に出すってことが、すごく重要みたいですね。
やっぱり思っていることを我慢しておなかにため込んでしまうと
体にもよくない影響があります。
誰にも聞かれないように一人で家にこもって、
大泣きしながら今まで我慢していたことを口にだしてみると
意外にスッキリするものなのかもしれないですね。
感謝の手紙を書く
体の中にため込んでいたものを全部開放して落ち着いた頃、
手紙を書いたと言っていました。
私からするとひどい別れ方をつきつけたのは彼の方なのに、
一緒に過ごした時間への感謝を伝える手紙を書いたと言っていました。
たくさんのありがとうの言葉が詰まった手紙は、最後は
あなたのこれからの人生の幸せを願っていますとしめくくられたそうです。
ヨリを戻したいとか、また連絡したいとか、会いたいとか…
そんなことは一切書かず、ただ感謝の気持ちだけをつづった手紙。
受け取った彼はどんな思いでそれを読むんでしょうね?
彼がどうしたかは、彼女もその後連絡を取ることは一切しなかったので
わからないままですけれど…。
でも感謝の気持ちを伝えられないまま別々の道を歩むのは悲しいからと
彼女はありがとうを伝えられたことでかなりスッキリした顔をしていましたよ。
外へアクションを起こしてみる
自然に触れる
衝撃が来た当初は、とにかくこもってしまった方がいいと彼女は言います。
辛いときに頑張って外に出ると、余計に神経をすり減らしてしまうと。
泣くだけ泣いてスッキリしてから、外に出るのがいいんだと言っています。
きっと、彼女なりの段階があるんでしょうね。
外に出たくなったら必ず、自然に触れに行きます。
山登りを趣味としていた彼女は、山に登っていましたが
山で出会った大きな木に抱き着いたり、木にもたれかかって時間を過ごしてみたり
大きな岩に寝転がったり、普段の山登りではしないような時間をとると言っていました。
自然に触れると心が落ち着きますし、
大きな自然の前では自分がちっぽけな存在であることを感じることが出来ます。
ちっぽけな自分が悩んでいることはちっぽけな悩みなんだと思えるようになるそうです。
神社へ行く
神社が大好きな彼女は、何かあると必ず神社に行っています。
それも、大きな決断をする前や大きな事件が起こったときには必ず出雲大社。
出雲大社といえば、ご縁の神様ダイコクさまが祀られています。
神様が運んでくださるご縁には、恋愛だけじゃなくて
仕事、人間関係といった人と人とのすべてのご縁のほか
場所やモノとのご縁も運んでくださるそうです。
そして出雲大社で一番のパワースポットと言われている
本殿裏の素鵞社(そがのやしろ)の近くでしばらく散策したり深呼吸したりしてくるそうです。
おおきな力が自分の中に入ってくるイメージで深呼吸していると、不思議と心が落ち着くとか。
言われてみると、神社ってどこの神社にいっても、なんとなく落ち着いた雰囲気というか
静かな空気の場所ですよね。
神社で過ごすことで、心が浄化されるのかもしれないですね。
行ったことのない場所へ行ってみる
気持ちが外に向き始めると、ちょっとした冒険をしてみるんだそうです。
普段歩いていて使ったことの無い道を選んで歩いてみるとか
ずっと気になっていたお店に入ってみるとか。
大きな冒険もアリだけれど、日常の中のちょっとした冒険をしてみると
意外に世界が広がるみたいです。
そういえばハリ子がその前にお付き合いしていた男性とは全然違うタイプの
今の彼と出会ったのも、ずっとこのお店に行ってみたいんだけどねと
言っていたお店だったように思います。
気持ちが外に向かい始めると、ちょっとした冒険をしてみることで
人生がまた動き出すのかもしれないですね。
まとめ
今回は、私の友人ハリ子の実体験を聞いて書いてみました。
ちょっと独特な感性を持った彼女の方法は、万人受けはしないかもしれないですが
ショックを受けたときに段階を踏んで進んでいくことは、参考になるかもしれません。
- 自分の気持ちを整理する時間を作る
- 思いっきり泣いて気持ちを吐き出す
- 感情を外に出して心を開放する
- 不満や我慢していたことを口に出してみる
- 一通り落ち着いたら海や山といった自然に触れる
- 神社に感謝を伝えに行く
- お別れした彼へ感謝の手紙を書く
- 気持ちが前を向いたら行ったことのない場所へ行ってみる
辛いことがあっても、先には必ずまた素敵なことが待っています。
乗り越えた先で待っていてくれる未来を感じながら、乗り越えられる後押しになればと思います。